column

サーキュラーエコノミーとは???

皆さんはサーキュラーエコノミーという言葉を耳にしたことはありますか?
直訳すると円形経済になります。
現在ではこのサーキュラーエコノミーへの転換が推進されています。
では、サーキュラーエコノミーとは何なのか?
どうして転換が推進されているのか?
これからサーキュラーエコノミーについて説明していきます!

サーキュラーエコノミーとは?
まず、サーキュラーエコノミーとは環境省によると
『循環経済(サーキュラーエコノミー)とは、従来の3Rの取組に加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動であり、資源・製品の価値の最大化、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止等を目指すものです。』注1
とされています。
簡単に言ってしまえば、生産の段階から再利用、リサイクルを前提にする。廃棄物ではなく資源として循環・リサイクルさせていくことにより、廃棄という無駄をなくすということです。
では、現在はどういう状況なのでしょうか?
現在は従来のリニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへの転換がはかられている状態です。リニアエコノミーとは大量生産・大量消費のいわば一方通行な経済になります。
現在ではこのリニアエコノミーの中で一部をリサイクルしているような状態です。
このような状況が続けばいつかは資源が尽きてしまうため、サーキュラーエコノミーへの転換が推進されているというわけです。

サーキュラーエコノミー3つの原則

サーキュラーエコノミーへの移行を目的とした組織であるエレン・マッカーサー財団により、以下の3つの原則があげられています。
1. Design out waste and pollution
2. Keep products and materials in use
3. Regenerate natural systems
それぞれ訳していくと
1. 廃棄物や汚染を出さない設計
2. 製品や素材を使える状態で保つ
3. 自然を再生する
注2
となります。そしてこれがサーキュラーエコノミーかどうかの判断基準になります。

サーキュラーエコノミーの分類

サーキュラーエコノミーは5つの種類に分類されます。

1. サーキュラー型サプライチェーン
サーキュラー型サプライチェーンとは再生可能な素材で製品を作り
環境負荷を低減させるタイプです。

2. シェアリングプラットフォーム
シェアリングプラットフォームとは言葉通り、モノを不特定多数の人で共有する
仕組みを作るタイプです。フリーマーケットもその一つです。

3. PaaS
PaaSとは製品としての消費ではなく、サービスで消費するタイプです。
サブスクリプション方式で製品を利用するものが該当します。

4. 商品寿命の延長
商品寿命の延長とは廃棄された製品を回収し、修理やアップグレード、再製造、再販することにより製品に新たな価値を創造するタイプになります。

5. 回収とリサイクル
寿命を終えた製品を企業が回収し、エネルギーを取り出して再利用、もしくは製造工程から生じるはいきぶつや副産物を再利用するタイプになります。

以上がサーキュラーエコノミーの説明になります。
一見、自分ではあまり関われないように感じていたかもしれませんが、日常生活の中にも
上記の分類のように、サーキュラーエコノミーに携わる機会はたくさんあります。
物を買う際などこの記事を思い出して、少しでもサーキュラーエコノミーに参加していただけると非常にうれしいです!

注1 2023/9/8/11:59閲覧
環境省_令和3年版 環境・循環型社会・生物多様性白書 状況第1部第2章第2節 循環経済への移行 (env.go.jp)

注2 2023/10/07/10:09閲覧
循環型の事業活動の類型について 令和2年6月24日 経済産業 …

CONTACT お問い合わせ

一覧へ戻る

PAGE TOP