リサイクルマークを正しく知って正しくリサイクルをしよう

日々の暮らしの中で、何気なく捨ててしまっているペットボトルや食品トレイ、缶や紙パック。
そのすべてが、実は「資源」だということをご存知でしょうか?
私たちが出すごみの中には、再び資源として生まれ変わることができるものがたくさんあります。
その鍵となるのが、「リサイクルマーク」です。
この記事では、リサイクルマークの種類や意味、そして私たちができるリサイクルの第一歩について
わかりやすく解説します。
正しくリサイクルするために、まずは“知る”ことから始めましょう。
リサイクルマークとは?
リサイクルマークとは、「この製品はリサイクルできます」「分別して回収してね」ということを示す
マークです。
商品パッケージや容器に表示されており、それぞれの素材や再利用方法によって形や表示が異なります。
識別表示(識別マーク)とも呼ばれ、製造事業者や利用事業者、輸入販売事業者などは
飲料用のスチール缶やアルミ缶と食料品・清涼飲料・酒類のPETボトル、
プラスチック製容器包装、紙製容器包装には、リサイクルマークをつける義務があります。
例えば、よく目にするのが以下のようなマークです。
・プラマーク(プラスチック製容器包装)…プラスチック素材の容器や包装材に使われます。
・PETマーク(ペットボトル)…ペットボトル専用のリサイクルマーク。
※キャップやラベルは別の素材でできているため、外してから出すことが大切です。
・紙マーク…紙製の容器や包装に付いています。牛乳パックや紙箱、紙袋など。
・スチール缶・アルミ缶マーク…飲料や食品の缶などに表示されています。
これらのマークを見れば、「何ごみに出すか」ではなく「どうリサイクルすればいいか」が分かります。
リサイクルマークの種類
法律で表示が義務付けられているマークや、リサイクルを進めるために団体などが
自主的に決めて表示しているマークなど、その数は20種類以上になります。
下記は普段、目にすることが多いマークの一例です。
【法律で義務付けられている容器包装の識別表示の一例】
品目 | マーク | 詳細 |
スチール | ![]() |
素材:スチール
製品:飲料・酒類用スチール缶 |
アルミ | ![]() |
素材:アルミニウム
製品:飲料・酒類用アルミ缶 |
プラスチック製品
容器包装マーク |
![]() |
素材:プラスチック
製品:プラスチック製容器・包装等 |
紙製容器包装マーク | ![]() |
素材:紙
製品:飲料用紙パック アルミ・段ボール製品不使用 |
ペットボトルマーク | ![]() |
素材:ペットボトル
製品:飲料・酒類 特定調味料(しょうゆ)用PETボトル |
小型二次電池マーク | ![]() |
素材:ニカド電池
ニッケル水素電池 リチウムイオン電池 小型シール蓄鉛電池 製品:コードレス機器、モバイル機器 |
【自主的に採用されている容器包装のマークの一例】
品目 | マーク | 詳細 |
飲料用紙パック
マーク |
![]() |
素材:紙
製品:飲料・酒類用紙パック ※内側にアルミを貼っていない紙パック |
段ボールマーク | ![]() |
素材:段ボール
製品:段ボール |
【その他】
統一美化マーク | ![]() |
ポイ捨て防止やマナー向上
リサイクルの促進を目的としたマーク。 使用することが法律で義務付けられては いないが、「全国清涼飲料連合会」等の 業界団体に加盟している企業が使用している。 |
【多重容器包装の場合】
多重容器包装の場合は、構成部分のそれぞれをひとつの容器包装とみなします。
よって、表示対象の容器包装毎に、直接識別マークを表示するのが原則です。
ただし、同時に捨てられる複数の容器包装がある場合には、
まとめていずれかの容器包装に一括して表示をすることができます。
※その際は、各容器包装の「役割名」をその識別マークに併記することが必要となります。
例:カップラーメン
記載内容 ふた :カップ :
なぜリサイクルが大事?
「リサイクルって面倒くさい」と感じる方もいるかもしれません。
正しくリサイクルするためには、マークを確認して、汚れなどが付着している場合は軽く洗って汚れ
をとり、国や地域のルールに従って出さなければなりません。
しかし、そうやって適正に分別してリサイクルすれば、「資源」となり新たな製品として生まれ変わり
ます。
たとえば、ペットボトルは衣類やカーペット、文房具などに再利用され、紙製品はトイレットペーパーや再生ノートに生まれ変わります。
こうした「リサイクル製品」を選ぶことも、環境にやさしい行動のひとつです。
最後に
リサイクルマークを正しく理解して行動することは、誰にでもできるエコ活動です。
ちょっとした「気づき」と「分別」の習慣が、私たちの未来を守ります。
今日からぜひ、商品の裏側や底にあるリサイクルマークをチェックしてみませんか?
そして、できるところから一歩ずつ始めてみましょう。
丸神商事(株)は、現在「京都SDGsパートナー制度」に登録をしており、環境問題にも取り組みをしております。
環境問題にご興味がありましたら、是非こちらも御覧ください。
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