廃プラスチックについて

皆さんの身近には、プラスチック製品がたくさんあるかと思います。
そんな日常生活で欠かせない、プラスチック製品はゴミとして回収をされた後、
どのようになるのかご存じでしょうか。
「廃プラスチックとは」
まず、事業活動に伴い生じた廃棄物の内、
計20種類の項目に該当するものを「産業廃棄物」といいます。
ちなみにプラスチックは産業廃棄物の場合、「廃プラスチック」に分類されます。
家庭から出るプラスチックゴミとは異なり、製造工程で発生する端材や不良品、
製品の包装材、使用済み商品など、様々な形態で排出されています。
「廃プラスチックはどうなるの?」
廃プラスチックは、最終的に「焼却」「リサイクル」「埋立」の3つに分かれます。
リサイクル後は、主にプラスチック製品として再生されています。
主にというのは、材質や異物混入の有無により、処理方法が異なるためです。
今回は「リサイクル」に注目して紹介します。
リサイクル方法は3種類あります。
・マテリアルリサイクル→廃プラスチックを他の製品や、別のプラスチック材料として再生する。
・ケミカルリサイクル→廃プラスチックを化学的に処理し、化学原料として再生する。
・サーマルリサイクル→廃プラスチックを熱エネルギーとして利用する。
近年では、廃プラスチックを燃料として利用しており、新たな選択肢として、着目されています。
そのサーマルリサイクルでできた廃プラスチック燃料の「RPF」と「フラフ燃料」を紹介いたします。
「RPF」 とは、Refuse Paper & Plastic Fuel の略で、
「紙くずと廃プラスチックの燃料」という意味になります。
石炭の代替となる燃料として、工場の熱源や発電用途などに使用されています。
発熱量の多さとCO2抑制効果の高さなど、様々な点で石炭以上のパフォーマンスを発揮しています。
「フラフ燃料」(フラフ化廃プラスチック燃料)とは、
廃プラスチック、紙くず、繊維くずを破砕、燃料化したものです。
同じ代替燃料であるRPFと違い、製造時に熱を加えないため、環境負荷がより低い燃料となります。
また、化石燃料とほぼ変わらない熱量を持ちながら、
燃焼時のCO2排出量は、化石燃料使用時に比べて削減することが可能となります。
最後に…
生活に欠かせないプラスチック製品が最終的にどうなるのか、
また、リサイクルの流れが見えてくると、
日常の何気ないことにも興味が湧いてくるきっかけになるかと思います。
丸神商事株式会社 環境事業部では「廃棄物リサイクルコンサルタント、廃棄物処理仲介業・建設資材販売事業部」をしております。
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今回の記事に関連のある用語は、過去のリサイクル豆知識に掲載されておりますので
気になる方は是非、一度ご覧くださいませ。
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