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サーマルリサイクルで塩素が避けられる理由

目次

皆さんはサーマルリサイクルに興味を持ったことはありますか?

中にはサーマルリサイクルしているところに産業廃棄物を委託処理されている方もいるのではないでしょうか?

サーマルリサイクルにおいて、搬入できないものがいくつかあります。

例えば電池などの発火・爆発の可能性があるものや、鉄などの金属など不燃物は搬入できません。この理屈は皆さんよく理解されていると思います。

その他の搬入不可物で塩素含有率の高いものがあります。

これはなぜかお分かりになるでしょうか?

今回はこの理由をご紹介いたします。

 

 

塩素含有プラってなに?

 

塩素含有プラとして有名なのはPVC(ポリ塩化ビニル)があげられるかと思います。

PVCは合成樹脂の一種であり製造コストが安価であることから建築資材をはじめとして幅広く使われています。PVCのほかにもCPE(塩素化ポリエチレン)などがあります。

 

 

塩素を含んでいるとなぜサーマルリサイクルできないのか?

 

結論だけをお伝えすると塩素が強い腐食性を持っているからです。

この強い腐食性により、焼却施設やその配管などがやられて故障してしまうため、サーマルリサイクルでは嫌がられることがあります。

現在は塩素バイパスなどを使い、塩素を除去し安定的な処理を可能にしている処理施設も増えてきました。

また、ほかの理由で塩素に規制をかけていることもあります。

セメントサーマルリサイクルでは、セメントの製品に影響が出るために高塩素物は搬入不可となっています。セメント製品が高塩素であると、建物を建てた際の鉄筋等の金属を腐食させ、強度を低下させる恐れがあります。そのためセメントはJIS規格を定めており、その規格を超えないようにするため規制をかけています。

 

 

まとめ

以上が塩素含有物がサーマルリサイクルで規制されている理由になります。

理由がわかると選別にも意欲が出てくるのではないでしょうか?

他の搬入不可品の理由についても調べてみると面白いかもしれませんよ?

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